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クルマを所有しない人が増加?主要カーシェア8社を徹底比較
ライフスタイルの変化から最近クルマに乗らなくなった、乗らないからクルマの維持費が気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。クルマは乗らないと買取価格は下がりますし、走行しないとクルマ自体にも良くありません。だからといって売却してしまってはいざ使うときには不便。そのような方から、近年、注目を浴びているのがカーシェアリングです。そこで今回は、主要なカーシェア8社を徹底比較していきます。
カーシェアリングとは?
カーシェアリング(カーシェア)とは、自動車メーカーやレンタカー会社などが提供しているサービスのことで、会員登録をしておけば必要なときに自由にクルマを使えるというものです。
ステーションと呼ばれるクルマが置いてある場所に行って、スマホや会員カード、運転免許証を使い自分でドアを解錠して、使い終わったらまた元の場所に戻して施錠するだけというように、非常に簡単に使用する事ができます。
カーシェアリングのメリット
・24時間いつでも予約や利用ができる
・スタッフとのやりとりがなくスムーズに利用できる
・10~15分程度の短時間から利用可能
・燃料費や保険料は利用料金に含まれている
・カーナビやETCが搭載されているクルマが多い
・所有と違い駐車場代や車検などのメンテナンス費用がかからない
カーシェアリングのデメリット
・パソコンやスマホがないと予約や利用ができない
・カーシェアを利用しなくても月会費がかかることがある
・車内清掃は利用者が行うため汚れているクルマにあたることもある
・会員登録をしないと利用できない
カーシェアリングとレンタカーの違いとは
レンタカーは会員登録が不要ですが、スタッフと対面で手続きするため、営業時間内に借りたり返却したりする必要があります。また、返却時には燃料タンクを満タンにしますが清掃は不要です。乗り捨ても可能というのも大きな違いでしょう。
短時間の利用はもちろんのこと、長時間でもナイトパックを利用すればカーシェアの方がお得な場合もあります。
カーシェアではNOCという言葉が出てきますが、NOCはノン・オペレーションチャージのことで、事故や盗難、故障、汚損などで修理や清掃が必要になった場合の営業補償のことで利用者が負担します。
オプション費用を支払うことで、万が一のNOCの支払いが免除されるところもあるため、利用する際にはしっかりと検討する必要があります。
自動車メーカー系カーシェアリング3社の特徴
※利用料金は最短の時間で比較しています。料金はすべて税込表示になります。
「TOYOTA SHARE」とにかく低料金でカーシェアできる
ステーション数:198箇所(2020年8月)
初期費用:無料
月会費:無料(キャンペーン中)
利用料金:Casual 150円/15分 Basic 200円/15分
燃料代:無料(トヨタ フューエル サポートカードで給油・精算)
特徴:NOC無料プラン 330円/回。トヨタ車のコンパクトカーからハイエースのバンまで幅広いラインアップ。専用アプリをダウンロードしてスマホで予約、解錠などの操作が可能です。
「HONDA Every Go」S660やCLARITY FUELCELLもある
ステーション数:113箇所(2020年6月)
初期費用:無料
月会費:無料
利用料金:軽自動車3780円/8時間 コンパクト4780円/8時間 ミニバン・SUV・セダン・CR-V・スポーツ5780円/8時間
燃料代:無料(車内に搭載された給油カードで支払う)
特徴:軽自動車からミニバンまで用意。200Km以上走行し燃料タンクを満タンにして返却すると200円割引。ICカード運転免許証でタッチして利用
「NISSAN e-シェアモビ」日産のEVやハイブリッドに乗れる
ステーション数:381箇所(2020年8月)
初期費用:無料
月会費:月額無料プラン ベーシックプラン/1000円
利用料金:月額無料プラン200円/15分(コンパクト)
400円/15分(ミニバン)
ベーシックプラン200円/15分(コンパクト)
300円/15分(ミニバン)
燃料代:無料(燃料が半分程度に減ったら車内にある専用の給油カードで給油)
特徴:車種は日産リーフ、ノート、セレナのEV、ハイブリッドのみ。NOCサポートプランは324円/24時間。20L以上給油で次回利用時に15分間の料金割引。月の利用時間が45分を超える場合は個人Aプランの方がお得です。
レンタカー会社系カーシェアリング3社の特徴
「タイムズカーシェア」圧倒的なステーション数と車種を誇る
ステーション数:1万3339箇所(2020年6月)
初期費用:1650円(カード発行手数料)
月会費:880円(利用料金として使用可)
利用料金:ベーシック(軽自動車、コンパクトカー)220円/15分
ミドル330円/15分
プレミアム440円/15分
燃料代:無料
特徴:ステーションの数や車種が豊富で、軽自動車やコンパクトカーのベーシック、インプレッサやC-HRのミドル、MINI One CROSSOVERのプレミアムまで用意。安心補償サービス330円/利用。給油、洗車で最大60分の料金が割引
「オリックスカーシェア」燃料電池車MIRAIもシェアできる
ステーション数:2068箇所(2020年6月)
初期費用:1050円(ICカード発行手数料)
月会費:個人Aプラン840円(利用料金として使用可) 個人Bプラン無料
利用料金:個人Aプラン210円/15分(スタンダードクラス)
250円/15分(ミドルクラス)
310円/15分(デラックスクラス)
210円/15分(EVクラス)
個人Bプラン310円/15分
370円/15分(ミドルクラス)
460円/15分(デラックスクラス)
310円/15分(EVクラス)
燃料代:無料
特徴:距離料金16円/kmが必要。車種が豊富で軽自動車からバン、HV、EV、燃料電池車まである。給油で15分相当額が割引されます。
「ニッポンレンタカー カーシェアリング」レンタカーポイントやANAマイルが貯まる
ステーション数:121箇所(2020年8月)
初期費用:無料
月会費:無料(キャンペーン中)
利用料金:スタンダードクラス209円/15分 ミドルクラス229円/15分
燃料代:無料(備え付けの給油・洗車カードを使用)
特徴:距離料金15円/km、給油・洗車1回あたり15分相当の料金割引。利用開始時間までキャンセル、変更可能。入会手続きの見直しのため新規入会を停止中(2020年8月)
その他のカーシェアリング2社の特徴
「careco」10分からシェアでき軽自動車から高級輸入車まで用意
ステーション数:4360箇所(2020年6月)
初期費用:無料
月会費:月会費無料プラン、ベーシックプラン980円(利用料金として使用可)
利用料金:月会費無料プラン ベーシック170円/10分
ミドル200円/10分
プレミアム330円/10分
プレミアムクラス620円/10分
ベーシックプラン
ベーシック140円/10分
ミドル160円/10分
プレミアム270円/10分
プレミアムクラス500円/10分
燃料代:無料
特徴:三井不動産リアルティが運営。スマホやSuicaで利用可能。プレミアムではジャガー、ジープ、ボルボ、マツダロードスター、ランドクルーザープラド、ヴェルファイア。プレミアムクラスではランドローバーも用意
「Anyca」一般のオーナーが所有するクルマをシェアするスタイル
ステーション数:オーナーのクルマが置いてある場所なので不明
初期費用:無料
月会費:無料
利用料金:平日、休日、オーナーの設定金額によって違う。24時間単位でシェア
燃料代:オーナーの設定による
特徴:DeNAが運営。一般のオーナーが所有するクルマをシェアするため、予約や引き渡し場所は専用アプリから交渉する。予約が確定すると1日分の自動車保険へ自動的に加入。スーパーカーやクラッシックカーなど珍しいクルマに乗れる
クルマを所有するのとカーシェアリングどっちがオトク?
クルマは所有する楽しさもあります。しかし、クルマの購入費や駐車場の確保、さらには保険やメンテナンスなどの維持費もかかります。特に、都内に住んでいる方にとって駐車場代は大きな出費になってしまうかと思います。
カーシェアなら、使いたいときにクルマを借りるだけなのでとても簡単便利に使用する事ができます。あまりクルマを乗らないようでしたら売却をして、クルマを使いたいときだけカーシェアしてみるのも選択肢の一つかもしれません。