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驚異的な残価率?軽自動車のリセールについて
今回のコラムでは、リセールバリューの高い軽自動車にスポットをあて特徴や高く売るコツなどを解説します。
「車のリセールバリュー」とは、一度購入したクルマを売却する際の再販価(買取・下取り価格)のことです。
一般的には、3年後や5年後の買取価格・下取価格を示すもので、将来どれだけ高く売れるか、その資産価格を示す言葉です。中古車は1台1台、同じ車種・年式であってもコンデションが異なるため、定価はもちろんありません。株式のように需要と供給のバランスによって決まり相場が価格を左右するのです。したがって、需要(=人気の高い車)が高く、供給(=中古車の流通台数)が少ない価格は上昇するということになります。
中古車業者のあいだでは、一般的な国産車の買取価格は、新車購入3年3万キロ程度で新車価格の40~60%程度になると言われています。
軽自動車の今
軽自動車は、近郊エリアの街乗りや安価で購入できるイメージでしたが、現在の新車は広い空間を確保するためのシートアレンジの多彩さやパワースライドドアの導入など、ユーザーニーズの側面と、2012年のブレーキアシスト(ABS)の義務化以降、2020年から運転支援システムなど様々な装備の義務化が進んでいます。
結果、社会的なニーズや要件を満たすため、装備が充実した車種が増え、普通車に匹敵するほど乗り心地と利便性も良くなりましたが、装備の義務化で新車販売価格も上昇してると言えるでしょう。
軽自動車の新車価格が高くなった理由
1.安全規制の高まりと装備の搭載
カメラやレーダーで前方の車や障害物を検知して自動でブレーキが働く衝突被害軽減ブレーキ、明るさを検知してヘッドライトが自動で点灯するオートライトなど、特に2020年以降の装備搭載の義務化が現在の新車価格に反映されています。
2.機能と利便性の向上
売れている車の30~40%は軽自動車と言われています。ナビやカメラ系の電子系の装備は軽自動車も小型車もコストは同等で、電子系の装備のコストが軽自動の価格上昇の要因の一つです。
車内空間の最大化やデザイン・シートアレンジ、パワースラードドアの導入、使用用途に合わせた車種とグレードなど、顧客ニーズに応える設定となっております。
3.原材料費の上昇
軽自動車だけではありませんが、原油価格の高騰、金属や樹脂部品、部品や加工も含めてコストの上昇や、電子・デジタルの装備や制御装置など半導体の高騰も要因の一つと言えるでしょう。
軽自動車はなぜリセールバリューが高い?
1.安価な維持費と利便性
軽自動車は、以前から維持費が安く燃費も良いため人気の理由の一つです。また年齢や性別を問わず、通勤やセカンドカー、都市部では駐車スペースの問題で選ばれる要素もポイントです。
2.新車の供給不足と中古市場での台数の不足による価格高騰
新型コロナウイルスや半導体不足の影響により新車の生産が遅れ、また納車が長引いたユーザーの乗り換えや売却も減少して中古車の流通台数が減少しています。
3.海外輸出
日本の中古車は、メンテナンスが行き届き大事になられているイメージが強く、【良質車】として海外ではとても人気があります。中古車の輸出は現在の円安傾向で割安となり、海外の業者が積極的に購入するようになっています。特にロシアや他の新興市場への輸出は軽自動車も含まれて増加しており、これらも国内の中古車の供給が減少して、軽自動車の価格高騰の要因の一つです。
愛車を高く売るためのポイント
新車購入編
1.人気の車種を選ぶ
人気のある車種はリセールバリューが高い傾向にあります。例えば、スズキのジムニーやホンダのN-BOXなどです。また各媒体で、CMや広告、新聞の折り込みチラシなど、継続的に販売促進がされている車種を候補にしてみるのも良いでしょう。
2.人気のグレードやボディカラーを選ぶ
グレードやボディカラーによってリセールバリューが異なります。現在では車種よってはオプションカラーが用意されていますが、人気のあるグレードやカラーを選ぶことで将来的な価値を高めることができます。基本的には、パールホワイト・ブラック・ガンメタッリック が定番の人気色で、車種によってはオプションカラー・イメージカラーやツートンカラーが人気色になる場合もあります。
3.オプション装備
メーカーオプションやディーラーオプションを付けることで、車の価値が上がることがあります。中古車の場合、メーカーオプションは後から設置ができず、ディーラーオプションも部品の供給や取り付けやその後の商品化に時間を要することもあり、特に安全装備やナビゲーションなど快適装備の有無はとても評価が高くなります。
4.人気・希少価値がある
人気に車種やグレードはもちろんのこと、限定モデル・特別仕様車は生産時期が限定され台数が少ない場合もあり、リセールが高くなることもあります。
購入後のポイント
1.走行距離と状態が良い基準
基準①:年間1万キロ以下、
基準②:新車から3~5年以内で走行距離5万キロ以下、は良い評価です。
2.修復歴・事故歴がない
修復歴や事故歴がある車は、修復の程度にもよりますが、リセールバリューが下がることがあります。※売却の際は申告いただけるとプラス査定致しますのでご相談ください
3.ディーラーでの点検
走行距離が多くても定期的なメンテナンスと保証書と記録簿があれば、信頼度が高まります。取扱説明書も含め、車の点検や車検、修理の記録は大切に保管して下さい。
まとめ
リセールバリューは年式・走行距離・時代のトレンドさらにその時の中古車市場の動向を受け日々変化していきます。少しでも高く売りたい、売却後に失敗したくない方はコーリンオートの無料査定をぜひご利用ください。
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