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選ぶならガソリン車 ハイブリッド車 ディーゼル車で検証
■ハイブリッド車、クリーンディーゼル車とは
ハイブリッド車
文字通り「組み合わせる」 という意味で、一般的にはガソリンエンジンと電気モーターの2つの原動力を持つ自動車と認識して良いでしょう。
ディーゼル車
軽油を燃料としたエンジンを搭載した車で、ガソリンエンジンはスパークプラグ(点火プラグ)によって着火しますが、ディーゼルエンジンは燃料の自然発火によって着火する燃焼の工程に違いがあり、ターボ(ターボチャージャー)との相性も良く、乗用車用ディーゼルエンジンの多くはディーゼルターボエンジンとなっています。
■ハイブリッド・クリーンディーゼルの特徴
① 燃費の良さ 【◯ ハイブリッド】【◯ ディーゼル車】
国産の乗用車の排気量と燃費をカタログ値から比較して見てみましょう。
【 ガ ソ リ ン 車 】 【 ディーゼル車 】 【 ハイブリッド車 】
[ 排 気 量 ] 1,500cc < 1,500cc < 1,800cc
[ 燃費(カタログ値) ] 19. 4 km/L < 24. 2 km/L > 30. 2 km/L
ハイブリッド車
ハイブリッド車は燃費効率がガソリン車の約1.5倍で排気量(馬力)も大です!
ディーゼル車
ガソリン車より排気量が上ですが、少ない燃料で大きな力を発揮し、燃料1Lあたりでガソリンよりも20円程度安く長距離走行の多い方におすすめです。
② 環境への配慮 【◯ ハイブリッド車】【◯クリーンディーゼル車】
ハイブリッド車
発進時や低速時は、電気モーターで走行し、燃費効率が良い速度で、ガソリンエンジンに切り替わる仕組みで、従来のガソリン車の燃費効率の悪い部分を補い、二酸化炭素(CO2)や排気ガスを抑制し、環境への配慮に繋がります。
ディーゼル車
環境(CO2)対策ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べ効率が良く、同じ走行距離での消費燃料がおよそ3割少なく、排出するC02の量もその分軽減されます。ガソリン車よりも少ない燃料で大きな力を発揮するので長距離走行の多い方におすすめです。また燃料1Lあたりでガソリンよりも20円程度安いのもメリットです。
③ 静寂性 と 加速性能 【◯ハイブリッド車】【△クリーンディーゼル車】
ハイブリッド車
低速時のように、モーター駆動時は、静かな走行が可能です。また車種にもよりますが、[ EV ] [ エコ ] [ ノーマル ] [ スポーツ(パワー) ] などの走行モードが用意されています。例えばモーター駆動のみの [ EV ] で夜間の走行に配慮し、モーターとエンジンを組み合わせた力強い [ スポーツ ]なら高速で機敏なクルーズも可能です。
ディーゼル車
昔の高圧縮比エンジンでは重量と摩擦損失が増大し騒音や振動の原因と言われていましたが、現在は新たな燃焼システムで、静粛性や低振動が得られ不快感が解消されていますが、ガソリン車と比べると音が大きく気になる方もいるでしょう。
ディーゼルエンジンは低回転で最大トルクが得られる特性があり、加速力は良いと言えます。
④ 税金の軽減 【◯ハイブリッド車】【△クリーンディーゼル車】
新車購入時には 『エコカー減税』 の対象で、[ 環境性能割 ][ 重量税 ]の減税や免税、[ 自動車税 ] も軽減される場合があります。それでは個別に確認してみましょう。
『環境性能割』
2019年に自動車取得税に代わって導入された都道府県に納める地方税で、低燃費かつ低排出ガスの達成度が高いほど税率が低く、または非課税となります。
『自動車重量税』
新車登録時や車検時に負担をしますが、ハイブリッド車の燃費基準や環境性能基準で軽減されるエコカー減税が適用されます。
『自動車税』
毎年4月1日時点の所有者に納税義務が生じ、5月頃に納税通知書によって一括納付します。排気量の大きさで高くなります。
2019年10月1日以降の新車登録は、[排気量1,500ccは30,500円]、[排気量1,800ccは36,000円] です。
※ガソリン車は新規登録から13年経過すると増税され、例えば[排気量1,500ccは45,400円]となります。
※グリーン化特例が適応される 『プラグインハイブリッド車』 は、新規登録の翌年度1年間に限り以下の通りに自動車税が減税されます。1,800cc のガソリン車は39,500円ですが、燃費基準90%達成対象は概ね75%の9,875円、燃費基準70%減税対象は概ね50%の19,750円です。
※ディーゼル車の注意点は、自動車税と自動車重量税での増税がガソリン車は13年超えですが、11年を超えると自動車税15%、重量税39%の上昇します。また2023年度12月以降はエコカー減税の対象外です。ただし概ねクリーンディーゼル車は75%軽減の対象となり、初年度と翌年度の自動車税が軽減自動車税を軽減するグリーン特例や購入時の補助金があります。
⑤ ガソリン車より車両本体は安い? 【✕ハイブリッド車】【✕クリーンディーゼル車】
車種によりますが、近しい排気量では同等以上、同車種では30~50万円程の価格差です。
⑥ 駆動用バッテリーなど、機関系の寿命や交換コストは? 【△ハイブリッド車】【△クリーンディーゼル車】
ハイブリッド車
ハイブリッド車の駆動バッテリーの寿命は、車種や運転や使用状況にもよりますが、新車登録から5~10年が寿命で、メーカーの保証期間で走行距離は10万キロkmまでと言われています。10年10万kmを目安に、劣化と交換時に約20万円ほどの費用が生じるという可能性を事前に認識しておくことも重要ですが、使用年数や走行距離、お乗り換え期間によっては影響しない場合もあります。
また、駆動バッテリーは、小型車でもガソリン車より概ね100kgの重量が増加しますので、ガソリン車よりブレーキパットやタイヤへの負荷や燃費にも影響します。
ディーゼル車
ディーゼル車のエンジンは、燃焼方式の特性で頑丈でガソリン車以上の耐久性と寿命の長さと言われています。 ただし、停車と発進が多い環境では劣化が早い場合もあります。 ほか、エンジンオイルの交換が早くガソリン車よりランニンコストは上がります。
これらを踏まえ、車種やグレード、サンルーフオプションや乗車人数など、総合的に重量についてもご一考されると良いでしょう。
■税金、燃料別コストの試算と比較
ハイブリッド車が登場した頃に比べ、現在では既存のガソリン車にハイブリッドモデルも追加設定され、信頼性も向上しユーザーの選択肢はさらに広がっています。クリーンディーゼルも国産乗用車に普及しています。
お車選びの要件として、コストパフォーマンス(購入時・使用年数・メンテナンス費用)は重要なポイントの一つではないでしょうか?
そこで、主に2,000cc以下の国産のモデルで、新車購入時の車両本体の税込金額、1リッターあたりの燃費、走行距離別の燃料費の試算、を簡易的にまとめて比較をしてみます。
まとめ
ハイブリッド車は、近しい排気量では30~50万円高くても、税金面で10万円近くの優位性があります。加えて『走行10,000km』 の到達の時点での燃料代がハイブリッド車 5万円台、クリーンディーゼル車 6万円台、ガソリン車 10万円超えです。
そして、ハイブリッド車は新車購入後から一年10,000kmを基準にご使用の場合は、3年後の車検が到来する時点でガソリン車よりも約15万円近くの燃料費が軽減されます。
お車の利用方法や目的を踏まえ、航行距離や保有年数と燃料代の優位性を加味し、新車購入時の価格の差分を含めたコストパフォーマンスと満足度をご確認していただけると良いと言えるでしょう。コーリンオートでは、国産・輸入車問わず買取から販売まで中間業者を挟まず、ワンストップでご提供できる仕組みを構築しているため、良質な車輛をお買い得価格にて販売させていただいております。お客様からのお問い合わせをスタッフ一同心よりお待ちしております。